【2】住宅ローンを制覇する

多くの人が利用する住宅ローンですが誰でも好きなだけ借られるわけではありません。
どの程度の金額を借入することができるのかを確認した上で購入予算について計画する必要があるのです。

ここからは、住宅ローンについて押さえておきたいポイントを紹介していきます。


(1)最大借入金額をチェック
金融機関は、住宅ローンの借り入れ額について基準を定めています。
この基準は、物件の価格に対する借入額の割合や、年収に対する年間返済額の割合(返済負担率)によって設定されています。


例えば「フラット35」の場合、「100万円以上8,000万円以下(1万円単位)で、建設費または購入価額以内」と定められています。
あわせて、年収に対する返済負担率についても基準が設けられています。


(2)返済金額から借入金額をチェック
家計の収支から住宅ローン返済に充てることができる金額を洗い出し、さらに今後増えると見込まれる支出を差し引いて現実的に返済できる 額を上限と考えた返済計画を立てるのが大切です。


(3)築年数別住宅ローンの最長期間をチェック
一般的に住宅ローンの借入期間は最長35年(満80歳となるまで)と定められています。
ただし、中古住宅の場合は築年数や耐用年数によって借入期間がこれより短くなる場合があるので注意が必要です。


金融機関は、融資の際、耐用年数を重視します。この耐用年数を超えてローンを組むことは一般的にはできません。


マンションの場合の一例ですが、
築35年以上:50年-築年数
築35年未満:65年-築年数 但し最長で35年間

例えば築37年の場合は50-37=13年間が最長となり、築18年の場合は65-18=47年となりますが、最長は35年間ですので、35年が最長となります。


借入期間が短くなれば、月々の返済額の負担も大きくなります。
住宅ローンを利用して中古マンション購入を考えているのであれば、築年数が借入期間に影響することも頭に入れておきましょう。

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