【2】今は「中古マンション」の物件数って多いの?
マイホームを購入するにあたって「一戸建てかマンションか」というのは、誰もが最初に考えることの一つだと思います。
それぞれに一長一短ありますが、価格のことや購入後の生活のことなどを考えると自然とどちらかに決まってくるという方が多いようです。
マンションを選ぶ利点としては、なんと言っても戸建住宅と比べて利便性の高い土地を選びやすいこと。
また、構造の丈夫さやセキュリティの高さ、管理・メンテナンス面の安心さなどと言ったことが挙げられます。
一般的には戸建住宅より購入価格を低く抑えられるのも魅力の一つでしょう。
利便性などを考えて「マンションにしよう」と決めた場合、次に考えるのは「新築マンションと中古マンション、どっちがいいんだろう?」ということだと思います。
とりあえず両方を視野に入れて探し始める方もいらっしゃるかもしれませんね。
(1)中古マンションの魅力って?
「どうしても新築!」というこだわりがある方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではないなら中古マンションも選択肢に入れることをおすすめします。
立地の良いところから先に家が建てられて行くのは当然のこと。
一般的に中古マンションの方が交通の便が良い、必要なインフラが整っているなど暮らしやすい土地にあることが多いものです。
立地や広さなどが同じような条件の場合、当然新築よりも中古の方が価格は安くなります。
価格が安くなる分、浮いた予算を内装や設備、家具購入などの費用に使うことも魅力です。
(2)中古マンションの物件数は多い!
新築マンションの売り出しの際には、広告に多額の費用がかけられるため、インターネットや情報誌などで目にすることが多くなりますので、新築マンションの方が数が多いイメージを持たれる方も多いと思います。
しかし実際には、中古物件の方が圧倒的に物件数が多いのです。
住みたいエリアや建物のタイプ、共有設備などに希望がある場合は、新築で探すよりも中古で探すほうが希望に合う物件を見つけやすくなります。
(3)今、中古マンションが多い理由って?
普通に考えると、新しく建てられる新築マンションよりも、昔からある中古マンションの販売中の物件数が多いというのはちょっと不思議な感じがします。
どうして販売される中古マンションの物件数が多くなるのでしょうか?
それについては、二つの側面から考えることができます。
①住み替えのために住んでいたマンションを売る人がいる
新築マンションを購入する人の中には、それまで住んでいたマンションを売って住み替える人も少なくありません。
新築マンションが売り出されることにより、中古マンションの物件数も増えるのです。
②「売れているから売りたい」と考える人がいる
中古マンションの流通量が増え、中古マンションを買う人が増えている昨今の状況を見て、「今が売り時だな」と考える人も増えています。
所有しているマンションを売り出す人が増えることで、中古マンションの物件数が自然と多くなっています。
以上のような理由から、中古マンションの物件数は昨今、多くなってきているのです。
