【1】みんなどんなタイミングで家を買ってるの?
世の中の人たちはどんなタイミングで住宅を購入しているのでしょうか?
住宅購入のきっかけやタイミングなどについて見ていきましょう。
(1)みんなが住宅を購入する理由は?
多くの人は、どのような理由で住宅購入を決めるのでしょうか。
住宅金融支援機構が実施している「民間住宅ローン利用者の実態調査」の調査結果によれば、最多の理由は「子どもや家族のため」でした。
特に20代と30代ではこの理由が50%を超えています。
20~30代では「結婚を機に」という理由も多く見られました。
一方、40~50代では「老後の安心のため」という理由が多くなっています。
あらゆる年代に共通して多い理由としては「もっと広い家に住みたい」「もっと新しい家に住みたい」「もっと質の良い住宅に住みたい」などが挙げられます。
これらの理由については、最多の理由となっている「子どもや家族のため」という理由と組み合わせて考えることができそうですね。
また、「現在の住居費が高くてもったいない」「住宅ローンの金利が低く買い時だ」など、経済面の理由を挙げる方も多いようです。
(2)何歳ぐらいで家を買う人が多い?
国土交通省が発表した「住宅市場動向調査」の結果によれば、一次取得者(初めて住宅を取得した世帯)の年齢は、30代が最も多く、次に多いのが40代となっています。
住宅取得時の平均年齢は、以下のようになっています。
・新築マンション 平均40.6歳
30歳未満 6.8%
30代 40.5%
40代 39.0%
50代 9.8%
60歳以上 3.9%
・中古マンション 平均41.5歳
30歳未満 8.8%
30代 42.9%
40代 29.6%
50代 8.8%
60歳以上 9.7%
・新築戸建住宅 平均37.4歳
30歳未満 9.5%
30代 57.0%
40代 26.9%
50代 5.0%
60歳以上 1.6%
・中古戸建住宅 平均41.5歳
30歳未満 5.6%
30代 40.5%
40代 33.5%
50代 14.4%
60歳以上 6.0%
・注文住宅 平均38.5歳
30歳未満 13.1%
30代 52.4%
40代 21.9%
50代 6.5%
60歳以上 5.8%
購入する住宅の種類によって平均年齢には多少の差がありますが、新築・中古、戸建・マンションいずれも30代での購入が最も大きな割合を占めていることがわかります。
家を買う最適なタイミングや年齢は、家族構成やライフスタイル、収入などによって異なるため、一概に「このタイミングがベスト」と言えるものではありません。
一般的にどういったタイミングや年齢での購入が多いのかを参考に、自分はいつ頃買うのがベストなのかを考えてみることをおすすめします。
