【2】どこまで知ってる?
「中古マンションを買う時にかかるいろいろな費用」
中古マンションを購入しようと考えている方なら、物件価格以外にも「諸費用」がかかるということはご存知かと思います。
しかし、具体的にどのタイミングでどんな費用がどのぐらい必要になるのかについては、「実はよくわかっていない……」という方も多いのではないでしょうか。
一般的に、諸費用は物件代金の7%程度が目安と言われています。
諸費用の中には、購入物件が決まったらすぐに支払うことになるものもあります。
あらかじめどんな費用としてどのぐらいのお金が必要になるのかを確認しておきましょう。
(1)売買契約時に支払う費用
売買契約時には売買代金の一部(一般的には5~10%程度のことが多い)を「手付金」として支払います。
これに加えて、以下のような諸費用を支払うことになります。
・印紙税
売買契約書に収入印紙を貼る形で納めることになります。
税額は売買代金(物件の価格)によって異なります。
・仲介手数料
中古マンションの場合は不動産会社に仲介手数料を支払うことになります。
仲介手数料は購入価格の3%+6万円が上限と定められており、契約時と残金決済時に半金ずつ払うケースが多いです。
(2)入居までに支払う費用
物件引き渡しまで、あるいは同時に住宅ローンの借り入れや不動産登記などにかかる諸費用を支払う必要があります。
・登記費用
中古マンションの場合、売主からの所有権移転登記の手続きを司法書士に依頼する必要があります。
登録免許税(固定資産税評価額×税率)と司法書士への報酬(10~20万円程度)が必要になります。
・ローン借り入れ費用
金融機関の事務手数料や保証料、印紙代、団体信用生命保険料などが必要になります。
発生する費用の内容や金額は、ローンの種類や金融機関により異なります。
・火災保険料
火災保険への加入がローン加入の要件になっているケースが多いです。
中古マンションの場合は10~15万円程度が一般的です。
・管理費・修繕積立金清算金
マンションの場合、管理費や修繕積立金を日割りで精算するケースがあります。
(3)入居後に支払う費用
・不動産取得税
物件引き渡しの半年後以降に、都道府県から納税通知書が送付されます。
・固定資産税および都市計画税清算金
その年の所有期間や物件の評価額によって算出されます。
